大人の矯正治療
1. マルチブラケット装置 ~ 表側矯正
歯の唇側(表側)に付ける矯正装置は、全症例に対応でき、現在の矯正歯科治療の装置として最も普及し、また、治療効果が優れているとされています。当院では透明・ホワイトなど、お口の中の色合いに馴染むセラミック素材を使用した、目立ちにくいマルチブラケット装置をご提案しています。
特に、当院で中心的に採用している「デーモンクリアブラケット」は治療期間の短縮や通院回数を減らす事が出来る等、数多くのメリットがあるとされるシステムです。
ブラケットとワイヤー間の摩擦抵抗を低くすることで、弱い力で効率的に歯を動かすことができるため、痛みの少ない治療や、短期間治療の実現につながります。
2. リンガルブラケット装置 ~ 裏側矯正
装置を歯の舌側(裏側)に装着することで、外から見えることなく、人目を気にせず矯正治療が受けやすくなります。ご職業柄や、矯正装置の見た目に抵抗がある方にお勧めです。
ただし、表側矯正と比べ、治療操作がより細かく繊細な技術と複雑な手間がかかるため、一回の治療時間がやや長くかかるのと、費用面では表側矯正に比べて負担が多くなる傾向にあります。また慣れるまでは、食事や会話の際に装置が舌に触れる違和感があり、発音に影響があったり、装置が見えないため歯磨きがしづらいというデメリットがあります。
■フルリンガル…上下の歯の裏側に装置を装着する方法
■ハーフリンガル…下は表側・上は裏側に装置を装着する方法
*ハーフリンガルの場合、笑った時など大きく口を開けた時に、見えやすい上の歯だけ裏側矯正とするため目立ちにくさを保ちつつ、フルリンガルに比べて費用を抑えやすい治療法となります。
歯並びによっては、表からの矯正装置をお勧めする場合がありますのが、まずはご相談ください。